実力的には上位

原則としてシンザン記念は獲得本賞金によってクラス分けがされていて、
レースに勝つことによって上位のクラスに昇格していくことになります。
通算の獲得賞金は減りませんから、通常は一度上のクラスに上がったら下がることはありません。
しかし、一生に一度だけ上に上がったクラスから下がる可能性があります。
それは4歳の春競馬が終わった時点です。
規則として本賞金が強制的に半分で計算されるように決められているのです。
これにより1000万下・1500万下クラスの条件馬と、
本賞金が3000万円以下のオープン馬に関してはそれぞれひとつ下の条件クラスに落ちるのです。
これを競馬界では「降級」と呼んでいます。
この降級は毎年夏フェアリーS予想の開始と同時に行われるので、夏競馬の馬券に大きな影響を与えます。
もともと上のクラスで戦っていた馬が下に降りてくるということは、
実力的には上位であることは分かります。
しかし、その馬達がすんなり降級した先のレースで勝ち上がれるわけではありません。
降級馬でも競走能力のピークを越えてしまった馬は立て直しは難しいですし、
故障を抱えて順調にレースを使えない馬なども少なくないのです。
むしろ、自分の階級で勝ちながらこの降級措置のせいで再び同じクラスを走る馬は、
次のレースでも単勝回収率は何と100%を超えます。
つまり、前走で同じクラスのレースを勝っている馬を予想の中心にすることは必須なのです。
降級馬よりも勝率が高いという事実を見逃すと、夏競馬に勝つことは難しくなります。

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